私の心はビートジョッキーにあり。ポフルです。
ジョーカーズが火文明に目覚め、「J・O・E」という「B・A・D」の強化版のようなものを出したことによって、ビートジョッキーは新パックから姿を消すかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。よかったよかった。
そんなビートジョッキーの中で私が一番注目しているのが、スーパーレアである《"滅砲"戦車 ヘビーベビィ》です。
考察していきましょう。
カード情報
"滅砲"戦車 ヘビーベビィ
火文明 ビートジョッキー
コスト9 パワー12000
■B・A・D 2(このクリーチャーをコストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりもパワーの低いクリーチャーをすべて破壊する。
考察
ビートジョッキー唯一……ではありませんが、数少ない重量級クリーチャーですね。
B・A・D持ちなのでコスト7で召喚することも可能です。
効果は、B・A・D持ちで唯一のT・ブレイカーであると共に、攻撃時に11999の全体火力を放つという強烈なものです。当然スピードアタッカーも付いています。
コスト9にふさわしいこの能力ですが、それにB・A・Dまで付いていることは恐ろしいところですね。環境の高速化に合わせた結果でしょう。
出してしまえば、相手の場を壊滅させる事も可能な心強いクリーチャーとなりますが、元々速攻デッキのビートジョッキーでこの重さのカードを扱えるかどうかは不安な所。
一応、一番隊とダチッコでコストを大幅に軽減し、自身のB・A・Dも併用して出す事は可能なので、1枚くらい刺しておくと泥仕合と化した時にいい仕事をしてくれそうです。
そのコストはデメリットでもあり、メリットでもある。
ビートジョッキーというデッキは強力なデッキであることは間違いないのですが、結局少し流行った後は赤青ブランドに持っていかれた感があります。その原因としてはやはり「ロージアミラダンテⅫ」に簡単に止められてしまう事が原因でしょう。
一度ドラゴンズサインからロージアを出されて攻撃を止められ、返しにミラダンテⅫに革命チェンジされてしまうと、コスト7以下のクリーチャーで構成されたビートジョッキーはなすすべもなくやられてしまいます。
……そう。コスト7以下のクリーチャーのみで構成されたデッキだからこそ手も足も出なかっただけの話です。
ヘビーベビィのコストは9。さらに言うと、ロージアミラダンテに搭載されているブロッカーのほとんどを、ヘビーベビィの火力で根こそぎ焼くことができます。
ファイナル革命下ではダチッコ・チュリスとの併用ができなくなってしまうので、フィールドの一番隊によるコスト軽減や自身のB・A・Dでコストを下げるしかなくなり、一番隊無しでの召喚コストはB・A・Dこみでも7と辛い事には変わりないですが、それでも、構築の段階で逆転の可能性は残されるようになったと言えそうです。
また、限定構築戦において、一度出されると突破が難しかった《阿修羅ムカデ》に対してもそれなりに戦えるようになりました。
序盤にシールドを全てブレイクできていれば、この子による全体火力で阿修羅ムカデをタップ状態にできます。2体並んでいなければ、パワー低下で倒される事もありません。
一度相手に主導権を握られると厳しかったビートジョッキーにとって、この子の突破力は心強いものになりそうです。
欠点
当然。コスト9故の使いにくさは付いて回ります。
強いからと言って採用し過ぎると、本来の速攻能力が失われるので、4枚積むのは考え物ですね。
また、全体火力は味方にも火を噴きます。
ビートジョッキーでこの子に焼かれないクリーチャーは……いない事もないのですが……基本いません!!!!えぇ!いませんとも!!!!!
横に並べていくビートジョッキーにとって、この効果で自分のクリーチャーも焼かれるというのは無視できないデメリットです。
使いどころは慎重にしておきたいところです。
まとめ
ついに来た、ビートジョッキ―の重量級クリーチャーですが、そのスペックは重量級らしくかなりの物。
その重さがメリットになる点もありますが、基本的に軽いビートジョッキーにとってこのクリーチャーの召喚には骨が折れます。自他問わず近づくものすべてを焼き払うこの戦車の扱いにでさらに骨が折れます。ていうか骨が焼けます。
只採用すれば良いというわけでもないので、採用は慎重にしたいですね。
以上。いやでも私はこの子使いたい。ポフルでした。