ジョーカーズとの戦いはなんだかトラウマだらけ。ポフルです。
10月21日に発売を控えた特別パック「ゴールデン・ベスト」。皆様チェック済みでしょうか。
歴代主人公の切り札カードと共に、おそらくかなり豪華になるであろう再録カード群。すでに《閃光の守護者 ホーリー》という強力カードがホイルで再録されるという情報が発表された事もあって、今から待ち遠しい感じですね。
さて、歴代主人公のカードの再録と共に、現代主人公切札ジョー君の新たな切り札の情報も明らかになっています。
《ゴールデン・ザ・ジョニー》という、《ジョリー・ザ・ジョニー》の新たな姿。今までのジョーカーズにどんな影響を与えるのか、少し考察していきましょう。
カード情報
ゴールデン・ザ・ジョニー
無色 ジョーカーズ
コスト7 パワー10000
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■マスター・ブラスター(このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計4枚以上あれば、バトルゾーンにある相手のカードを1枚選ぶ。相手はそれを自身の山札の一番下に戻す)
■相手は、各ターンに1度しか呪文を唱えられない。
考察
《ジョリー・ザ・ジョニー》と同じ文明、種族、コスト、パワーで、スピードアタッカーという点が同じですね。
違う点は、マスター・W・ブレイカーが普通のW・ブレイカーとなった事、専用能力マスター・ブラスターという能力、そして、相手の呪文を制限する能力が追加された事ですね。
ジョリー・ザ・ジョニー
無色 ジョーカーズ
コスト7 パワー10000
■スピードアタッカー
■マスター・W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする。このクリーチャーがバトルゾーンに出たターン、各ブレイクの前に、相手のクリーチャーを1体破壊する。)
■バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが5枚以上あれば、このクリーチャーはブロックされず、攻撃の後、相手のシールドもクリーチャーもなければ、自分はゲームに勝つ。
攻撃時に除去できるということは前ジョニーと同じですね。
専用能力「マスター・ブラスター」
つまりはアタックトリガーで相手のカードを除去する能力ですね。
除去枚数の点でマスター・W・ブレイカーに劣るものの、カード除去という点と除去方法が「山札の一番下に置く」になっている点で差別化できそうです。
カード除去ともなれば、相手のサイキックスーパークリーチャーのリンクを解体することが可能だったり、相手の《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や《Dの牢閣メメント守神宮》といった厄介なD2フィールドを剥がす事ができるという利点があります。
特に、今までのジョーカーズにおいてサイバーダイス・ベガスやメメントの除去方法の中で有用性の高いものが「自分もメメントを貼って上書き」くらいしかなかったので、ジョーカーズ、及び無色カードでデッキの中身をできる限り固めたいジョーカーズデッキにとって、ジョーカーズカードでD2フィールドが対策できるようになった事は朗報と言えそうですね。
山札の一番下に置くという除去方法も、《阿修羅ムカデ》等「破壊されると効果を発動するカード」の能力を発動させない事に繋がるので、そういったカードが多いデッキ相手には重宝することになりそうです。
ただし、ナッシングゼロで除去枚数を増やすことはできません。
前ジョニーと比べるとコンボ色は薄めですね。
呪文の制限
呪文の制限を行う効果も、かなり便利ですね。
ジョーカーズのトリガー封じは現状《消王ケシカス》くらいしか存在せず、呪文の対策カードは存在していませんでした。
相手の呪文を唱える回数が1ターンに1度だけになるという能力は、対策としては完璧では無いですが、いい能力だと言えそうです。
ジャスティスループのような呪文ループを始めるデッキにとっては勝ち筋を大幅に減らされたも同然。速度の速いジョーカーズに《ゴールデン・ザ・ジョニー》を採用するだけでこうした呪文ループのデッキに一気に強くなることが可能になりました。
また、スーパー・S・トリガー対策としてちまちまとシールドをブレイクする場合にも、この呪文封じ能力は有用だったりします。
このジョリーのブレイクでシールドを2枚ブレイク、残りのシールドが3枚で相手の攻撃クリーチャーが残り4体だとして、相手が《デーモン・ハンド》がシールドから出たとしましょう。
相手としてはこの《デーモン・ハンド》を唱えればこのターンは確実に生き残ることができます。が、自分のデッキに《闇夜の番人》が採用されている場合、ここはデモハンをスルーした方が優位に働くかもしれません。
しかし、闇夜の番人のスーパーS・トリガーが発動する補償はどこにもなく、あくまで運次第。ならばここでデモハンを打ってしまった方が確実ですね。
かと思えば今度は相手の手札に《破界秘伝 ナッシング・ゼロ》があるかどうかが気になります。
おそらくデモハンでこの悩みの元凶である《ゴールデン・ザ・ジョニー》を除去するのが最適解……ですが、シールドトリガーが出なければ負け確定。
このように、相手にやや理不尽な選択をさせる事に繋がるのです。
S・トリガー呪文に防御を頼っている相手にはなかなか辛いカードになりそうですね。
ただし、結局1枚はトリガー呪文を許してしまう点は欠点です。
まとめ
新ジョニーの名に恥じない手堅く強力な能力を持っていますね。
前のジョニーのようなコンボによる爆発力はありませんが、その分より腐りにくいカードになったと言えそうです。
ループデッキ対策に、いかがでしょうか。
以上。ジョーカーズばかりずるいなあなんて思っちゃうポフルでした。