ポフルのデュエルマスターズ研究所

デュエマが強くなりたい人、デュエマをもっと色々な角度から楽しみたい人に贈る、アツかりし研究ノート的存在。

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《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》考察―「もう許されても良くない?」【デュエルマスターズ】

アクミ団のデッキを解体して以降、めっきり使っていないので、ここらでもう一度使いたいなと思うポフルです。

 

《"龍装"チュリス》を採用した《蒼き団長 ドギラゴン剣》のデッキが世に出て以降、ドギラゴン剣のデッキは色々な形へと変化し続けています。

「《"龍装"チュリス》《蒼き団長 ドギラゴン剣》《勝利のアパッチ・ウララー》の3種以外は何採用してもオーケー」とでも言うような現状のドギ剣は、デッキビルダーの趣味とか考えとかを反映しつつも大会で優秀な成績を収める事ができる面白いデッキになっています。

私が「ドギ剣との相性良く無くね?」と書いた《龍装者 バルチュリス》も採用したドギ剣が入賞していたり、公式で《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》を採用したドギ剣を使っていたりと、まだまだその可能性は未知数と言ったところです。

というかクラッシュ"覇道"に関しては最後に「これとビッグバンフレア入れた速攻デッキが2カ月間環境で暴れたら女装してやる」とか書いてるんですよ私。この間彼女がノリノリで「女装したら?」とか言ってきましたよ。

 

www.dmasters-pohu.com

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さて、そんなドギ剣に関連して今回考えたいのは《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》。

最近、子どもから大人まで色んな方が「"龍装"が許されるならイーヴィル・ヒート許されても良くない?」と言っているのを聴いてしまうのです。

 

私の環境だけの話で、他の方の周りではそういう話にならない所も多いのかもしれませんが、そういう話を聴く以上ここで解説しておく必要があるかなと思った次第です。

アクミ団のデッキを強化したい私としてはその意見に大賛成だったりしますが、その辺の私情をなるべく抜きにして考えていきましょう。

 

周りのガチ勢染みた人とは「許されたらあかんやろ。常識やろ」と言ってはいるものの、正直「いやでも実際どうなんだろ」と密かに思っている方も、こっそりご覧ください。むしろ実際どうなんやろって思える方が普通だと思うので。

 

 

 

カード情報

 


絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート

闇/火文明 デーモン・コマンド・ドラゴン

コスト5 パワー4000

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。

■スピードアタッカー

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。


 

考察

5コストのコマンド・ドラゴンで、スピードアタッカーと墓地回収効果を持ち合わせています。

 

このスペックだけではどうして殿堂入りしているのか疑問に思う人も多いかと思いますが、いざドギラゴン剣と組み合わせると話は変わってきますね。

 

もう少し言うならば、この子が出た当時、ドギラゴン剣に革命チェンジできるドラゴンの選択肢というのは意外にも少なかったのです。

コスト5でドラゴン。しかも禁断の封印を外す事ができるコマンド持ちで、スピードアタッカー持ち、それだけでも十分な気がしているのに、さらに封印を外す役割とシナジーを誇る墓地回収効果と、墓地にクリーチャーがいなくてもワンチャンス持つ事ができる1枚の墓地肥やし効果。

ドギラゴン剣の革命チェンジ元としては十分すぎるくらいのスペックだったという事です。

 

また、その優秀なスペックから革命チェンジだけでなく侵略のお供としての需要も高まり、赤黒レッドゾーンの持久力の底上げ、同じくデッドゾーンの持久力の底上げに貢献してくれました。

その他環境では目立たなかったものの、火または闇のドラゴンから革命チェンジできるクリーチャーを扱う際には必須級の扱いをされていましたね。

 

……と、基本的な事をここに解説しましたが、「もう許されて良くない?」という方の話を聴いていると、その辺の強さは十二分に理解しているのです。

むしろこの子が許されても良いと思われている最大の理由を要約すると以下の通りです。

「"龍装"の方が早く革命チェンジに繋げる事ができるんだから、それよりも遅いこの子の解除は順当じゃない?」

 

"龍装"チュリスがいるからイーヴィル・ヒートも……はちょっと違う気がする。

 


"龍装"チュリス

火文明 ドラゴンギルド/ビートジョッキー

コスト5 パワー5000

■B・A・D 2

■スピードアタッカー


 

 

"龍装"は、ドギラゴン剣の革命チェンジ元を3コストで用意できるという点では確かに強力無比の強さです。それは間違いないでしょう。

《プラチナ・ワルスラS》やオボロカゲロウ等の手札補充及び手札交換による安定性の高いビートダウンプランと、龍装ドギ剣による爆発力に優れたビートダウンを状況やデッキタイプに応じて選択できる最近のドギ剣の強さというのは、「コスト3という要求コストの少なさと手札に2枚のカード+マナか手札に1枚のカードという要求カードの少なさで1ショットに届き、更に手札消費は1枚」という「文字に起こしてみるとマジで狂ってんな」ってコンボを実現する"龍装"の恩恵が大きいのでしょう。

 

ただ、ここでイーヴィル・ヒートが現役だった頃のドギラゴン剣を思い出してほしいんです。

「イーヴィル・ヒートの強みって、速さだけだったっけ?」と。

 

イーヴィル・ヒートの強みと言えば、「墓地回収」です。

極端な話をしますが、手札補充系のカードをすべてマナに置いて3ターン目から素直にドギラゴン剣で殴ってくる相手の場合、1枚除去系のトリガーを捲らせてドギ剣を何とかしてしまえば、残るのは疑似的な破壊耐性を持ったパワー3000が一体とパワー6000以上の何かが1体。いやまぁそれでも脅威ではあるんですけれど。

2枚目のドギ剣でも引かない限り、立て直しに若干苦労する状態になるんです。その2枚目のドギ剣を確保するためのカードが青の手札補充カードだったりするのではないかなぁなんて思ったり。

 

反面、イーヴィル・ヒートはそうではないわけです。

イーヴィルヒートからドギ剣に革命チェンジした→ドギ剣を何らかの方法で破壊した→イーヴィル・ヒートを再召喚してさっき破壊したドギ剣を回収して即座に革命チェンジした。

この動きをハンデスか破壊以外の除去でも持っていない限り何度だって行ってくる。

 

相手してる側からしてみれば、コスト5でパワー13000T・ブレイカー持ちかつターン1制限ありとはいえコスト6以下のクリーチャーを踏み倒してきて、隣のクリーチャーの大半がスピアタを持つ。

そんな奴が破壊しても手札に帰るというモヤシ持ちですよ。

やってらんねーってやつですよほんと。

 

「オニカマスとかのメタカードあるんだから大丈夫でしょ?」

という話も一理ありますけれど、逆に言えば「そういったメタカードを搭載しなければ負け確定のようなゲームはゲームとしてどうなんだろう」とも思うわけです。

というかそれで済むならそもそもドギ剣が流行ってないんですよ。

そう簡単な話でもないんです。

 

仮にイーヴィル・ヒートが解放されれば、結局環境はモルネク無制限時代のような「5ターン以内に倒せなければ大抵死ぬ」環境に逆戻りです。

トリガーとかで封じれば良いって?実質コスト5でパワー13000T・ブレイカー持ちかつターン1制限ありとはいえコスト6以下のクリーチャーを踏み倒してきて、隣のクリーチャーの大半がスピアタを持つモヤシ持ちですよ?

これを1枚で対処できるトリガーって、無いという気は無いですけれど少数ですし、大抵が何かしらのリスク背負いますと思いますよ。

 

「え?DGヒトツク存在時に雷面トリガーならノーリスクじゃないですか」

 

うっせえ。
(バカリズムさんリスペクト)

 

一般的な話をしてるんですからね。雷面とヒトツクのセットをビートダウンに入れます?って話ですよ。(バカリズムさんリスペクト)

 

そもそもトリガーお祈りを迫るというのも大問題な話で、そういった「トリガーお祈りの成功確率上げるためにトリガー増やしました」ってデッキに対してループデッキ系や即死コンボ系デッキがイキリ始めるんですよ。私も全国大会で「ジョッキーを重視するネクラグラスパー絶対倒すマン」してましたからよくわかります。で、結局そのイキってるループデッキをドギ剣が倒すわけです。

相対的にドギ剣最強時代の完成です。

 

極端な話を続けまして、それでもまだ書きたい事はあるのですが、この先は論点がずれてきそうなのでおしまい。

わたしの結論としては、

イーヴィル・ヒートは実質コスト5でパワー13000T・ブレイカー持ちかつターン1制限ありとはいえコスト6以下のクリーチャーを踏み倒してきて、隣のクリーチャーの大半がスピアタを持つモヤシ持ちなのでぶっ飛び過ぎて駄目。

 って事です。

 

これ、墓地肥やしが4枚くらい固定かつ強制なら……いやそれはそれで最初1回目の召喚が強すぎるか。

 

まとめ

私にとっては結構過激な書き方してるような気がしますが、別に「イーヴィル・ヒート許されても良くね?」に対して怒ってるわけでは無いんですよ。むしろ「周りが『いや強いんだから規制安定でしょ』って言ってるから」という理由で思考停止してる人よりも考える力が強いと思いますよ私。

 

ただ、イーヴィル・ヒートは考えれば考える程に革命チェンジと相性が良すぎたカードで、「これ4枚積みしたアクミ団程つまんないデッキは無かった」と思えるほどに万能過ぎるカードなので、この子の強さに疑問を感じる場合は相手に了承を得た上で4枚積みして戦ってみると良いと思います。

 

以上。……なんか現環境のアンチテーゼみたいな文章になっている気がするポフルでした。