ポフルのデュエルマスターズ研究所

デュエマが強くなりたい人、デュエマをもっと色々な角度から楽しみたい人に贈る、アツかりし研究ノート的存在。

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「クロニクル・レガシー・デッキ2018至高のゼニス頂神殿」をしばらく使ってみた感想【デュエル・マスターズ】

 

 

という事でお待たせしました。ポフルです。

 

ひとまず新カードラッシュが終わりそうですし。日曜日という世間的に時間のある日ですし、新カードラッシュが多少緩やかになってきてますし、このタイミングでまずはゼニス頂神殿について語っていきましょう。

 

 

 

前回の攻略記事については以下より。

 

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全体的な感想として

とにかくこのデッキの感想としてはこの一言に尽きるでしょう。

 

「癖が強すぎる」

 

個人的には大好物です。

 

今までのゼニスとは一味違う「天門ゼニス」というデッキタイプ、各種1種類ずつのゼニスクリーチャー達、相手依存のマナブーストカード《グローリー・スノー》や運任せの《天運ゼニスクラッチ》と、従来のターボゼニスあたりになれた方にとってはかなり異質に見える構成ですし、プレイング面でもかなりの難しさです。その癖の強さとプレイングの難しさは、今までのクロニクルデッキの中でも、ハイランダー構成の「ボルメテウス・リターンズ」と同じくらいですね。

 

ここまでの難しさから、「なんで「ターボゼニス」にしなかったの?」という意見もあるでしょう。わかります。

ただ、同時発売のバルガ龍幻郷がビッグマナ的な構成になっている事から、それと同じような構成にするのはどうかと思われたのでしょう。実際、クロニクルデッキ同士で戦いたいという場合にコンセプトが全く同じデッキで戦うのは面白味がないですし、収録カードがクロニクルデッキ同士似たようなものになってしまうのは、両方のデッキを買う資金があるだろう大人向けの商品という点では魅力半減と言えます。

また、おそらく公式側は「ゼニスVSバルガ」の戦いをある程度想定したデッキ作りをしていたのではないでしょうか。《グローリー・スノー》《「逆相」の頂 オガヤード・スンラート》が対マナブーストデッキにおいて強力な能力であるという点がその可能性を示してくれています。その場合、VAN2体というのはあからさま過ぎる気もしますが、相手もデルフィンとブラッキオ抱えているのでセーフという事で。

 

また、8マナ帯で動ける上に大量のマナブーストカードが採用圏内のドラゴンデッキと違い、ゼニスは10マナ帯。バルガ以上に大量のマナブーストが必要なビッグマナでは、ドラゴン以上に速攻に弱い構成になってしまいます。「せっかくクロニクルで復帰したのに、最近の速攻デッキに何もできずに負けた」というのが続くのは嫌ですよね。

というか、今の時代でビッグマナにしたとしても結局「このデッキからゼニス全部抜いてシャコガイル入れた方が強い」という方が出てくるのは目に見えてます。

そこで、速攻デッキに対してある程度の耐性を持つ上に、勝太くん時代のアニメファンにとってはなかなか感慨深いものがある(らしい)天門軸、という事になったのでしょう。

 

後述の強さも含めてですが、決して初心者にオススメできるようなデッキではありません。デッキ把握能力やプレイング能力が高い方が買って初めて、そのポテンシャルを充分に引き出してくれる、そんな玄人用デッキになっています。再三言いますが、私は大好きなデッキです。

 

デッキの強さについて

決して、世間で言われている程弱いわけでは無いです。むしろ、一度はまった時の爆発力と拘束力は恐らくクロニクルデッキ全体の中でも最高レベルでしょう。

「相手を支配する事に特化したアンノウン側のゼニス」という種族のクロニクルデッキに相応しい、ややオーバーキル気味とも思える制圧力を見せてくれます。特に二種のライオネルコンボが決まった時の盤面はえげつないです。1ターンの間に強力なゼニスを複数体並べてくれます。

「アルカディアス鎮魂歌」から能動的に動ける要素と安定性を減らし、その分をすべて爆発力と拘束力へと特化させた、尖りに尖ったデッキと言えそうですね。

 

デッキ内のシナジーも良好です。以前の攻略記事でも一部コンボは書きましたが、それ以外にも回していて気づいた事はあって、

  • 《「逆相」の頂 オガヤード・スンラート》で減ったマナを回復する《グローリー・スノー》
  • 《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》で《「呪」の頂 サスペンス》を使い回して相手のシールドを空っぽに。

と、もしかしたらまだまだ私が気づいていないシナジーも含まれているのではと思わせてくれますね。

 

ただ、「極力相手のトリガーをケアできる状態でとどめを刺しに行く。それまではたとえ勝てる状況でも殴らない」という現環境に対してはどうしてもこのデッキのポテンシャルを発揮するのに苦労する事でしょう。この辺りは、カウンター系統デッキの宿命でしょうね。

デッキ構成自体はしっかりしているものの、環境との相性が悪かった……とでも言うべきでしょうか。

 

また、踏み倒しメタと呪文メタに滅法弱いという点も無視できない点ですね。《獣軍隊 ヤドック》や《洗脳センノー》のように踏み倒しの行為そのものを規制するものには無力です。オニカマス等の踏み倒したクリーチャーを除去するタイプであれば《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》である程度回避は可能なのですが、トリガーが守りの要であるこのデッキでシールド2枚の消費は痛いです。オーエン・ザ・ロードのブロッカーである程度はカバーできるのですが……。

また、呪文メタもかなり厄介です。ラフルルやジャミング・チャフ、サグラダ・ファミリアあたりで呪文のS・トリガーを封じられた場合にはかなり厳しいです。メジャーでは無いですが、私自身のクラウンオーケストラと戦わせた時には《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》がめちゃくちゃ辛かったです。

 

これらの致命的なデメリットがある上に、光文明主体なので相手のメタカードへの対処が難しいという点、それらを突破して回った後の安定性に関しても、1枚積みだらけのゼニスという不安定性が、このデッキが世間で弱いと言われる所以なのではないでしょうか。

 

「安定した勝率を誇るデッキ」を使う事が要求されるトーナメントシーンで活躍する事は無いデッキ構成……と言ってしまえば弱いデッキと思われてしまうでしょうが、勝つ時には相手に何もさせることなく勝つ事もできます。

強い相手にはとことん強く、弱いデッキにはとことん弱い。光文明らしい気もするデッキになっています。

 

また、詳しくは後述しますが改造の幅が狭い事も気になるところですかね。

ぜひとも弱点の補強をしたいところなのですが、そのハードルが少し高いです。

 

収録カードについて

改造案について書きたいのですが、先に収録カードについて書いていきましょう。

 

《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》

 

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この子に関して文句を言う方はきっといないでしょうね。このデッキにおけるエースと見て間違いないでしょう。

 

情報解禁直後は「天門で出しても効果使えなかったら意味ないやん。雑魚」という声が多かったのですが、このデッキでの召喚時効果は「使えれば強力」程度に収めておいても良いです。むしろその天門で出せる点がこのカード一番の強みと言って良いでしょう。

 

天門等での早出しに成功すれば、その除去耐性を使って確実に次のターンの《極頂秘伝 ゼニス・シンフォニー》に繋げる事が可能です。さらに、そのゼニス・シンフォニーのデメリットである手札に戻る能力を、自身の除去耐性にてカバーする事ができます。VAN等のシステムを出したままにできる点はうれしいですよね。

 

攻略記事にも書きましたが、このデッキにおいては「天門に対応し、ゼニス・シンフォニーの早打ちを手助けするアンノウンであり、ゼニス・シンフォニーで出す事ができるアンノウン/ゼニスであり、ゼニス・シンフォニーの能力を踏み倒す能力持ち」という3つの役割を遂行できる点が最大の利点になっています。

 

ゼニス・シンフォニーで出す候補としても優秀です。シールドを3枚追加する能力は、単純に自身の耐性を強化する事や相手の攻撃をいなす事にも使え、さらにライオネルでのコンボの準備にも使う事が可能です。

 

前述の通り一部踏み倒しメタにもある程度対応できる事もあり、できれば複数枚積みたいカードだと言えるでしょう。何故1枚にしてしまったんだ……。

 

このゼニス以外のデッキではどうしても「コストに対して淡泊な能力のクリーチャー」になりがちなので、「パーツ取りとしてゼニスを買ったものの、天門軸ゼニスに興味はない」という方にトレードを持ちかけるのが良いですかね。

 

《「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》

 

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主に置きドロ―ですね。コンボデッキの面が強いこのデッキでドロー補助ができるのは強力です。

ピン刺しの状態ではその恩恵を感じる事が難しい所ですが、やはり複数枚積んであれば一度コンボが決まった後の安定性に一役買ってくれるのでしょうか。中盤に《懐疑の虎狼ミラーズホロウ》や《真実の名 バウライオン》による手札補充だけでは足りないと感じた時には欲しいカードですね。

 

実際、バトルゾーンに出してそのドロー能力を複数回発動できれば、その後の動きを円滑にしてくれます。

 

召喚時の効果はおまけ程度なので、基本は「終焉」と同じく序盤にヘブンズ・ゲートで出す事になります。早期に出して他のブロッカーの展開を絡める事ができれば、中盤の動きをしっかり固めてくれるでしょう。

シンフォニーを複数枚発動できる状況であれば、先にこの子を召喚し、効果でミラーズホロウを出す事によって欲しいゼニスを引き込む等のプレイングは覚えておくべきでしょう。

 

シンフォニーで出す為のゼニスに枠を譲りたいところもあって4枚も積むカードではなさそうですが、

せめて2枚は欲しかったかなぁ……。

 

デッキの回転を良くする事を考えるのであれば、3枚入れたいところです。ただ、後の事を重視するなら2枚でも十分ですかね。

 

《「逆相」の頂 オガヤード・スンラート》

 

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微妙ですね。

私が唯一気になった点はこのカードです。

コスト軽減があるとはいえ15マナというのはやはり重すぎた感があります。

相手がマナブーストを行うデッキであればいいのですが、そうでない場合には正直出す暇がないといった印象です。特に5マナ帯からマナを積極的に増やす事が少なくなる「デ・スザーク」のような相手になると、使う旨みが少なくなりますね。

 

まったくいらないかと言われればそうでもないです。

マナブーストが難しいこのデッキではゼニスの手出しが難しく、基本的にゼニス・シンフォニーやゼニスクラッチがゼニスを出す方法になります。そのゼニス・シンフォニーや、序盤にマナに置いた無色ゼニスを回収することによって更なるゼニスの展開を補助するという使い方ができますね。

相手が1ターンに一度必ずマナを溜めるデッキであれば、出せるコストは基本7~8コスト。《ヘブンズ・ゲート》でアンノウンブロッカーを出した次のターンに出せるか否かと言ったところです。その時にゼニス・シンフォニーと無色ゼニスを回収できれば御の字ですね。

 

また、基本序盤に踏み倒しができない無色ゼニスはマナに置かざるを得ない事が多いのですが、無色ゼニスはほぼ1枚積みなのでマナに置いてしまえばそのゲーム中に使う事がほぼ不可能になってしまいます。それを解消してくれるのがこの子……と考えれば悪くはないです。相手依存ですが7~8マナで使える事、エターナルΩによってそれなりに使い回しが利く事もうれしい所ではあります。

でも3枚は過剰だったのではと思いますね。

おそらくプレイングが難しい点を解消する為だと思うのですが、このデッキに関しては尖ったままの構築にしてほしかった感があります。

 

また、同じく1枚積みでデッキコンセプトになっている光ゼニスを回収できない点が一番の欠点です。……アンノウン指定は贅沢言い過ぎとしても、ゼニス指定の回収にしてくれても良かったのでは……?

 

個人的に、せめて14マナであれば、「相手があまり殴って来ないデッキだった場合に能動的に動く為の手段」としてもう少しだけ活躍できたのかなと思います。

……ここを2枚にして光ゼニスの数を増やしてくれてよかったかなというのも個人的な感想ですね。

 

カード単体としてみた時には、無色主体のデッキで何かしらの活躍ができないかなという希望が残っています。……が、自然が入る場合前提ですがマナ回収には《ピクシー・ライフ》があるんですよね。

「ゾロスター」で使い終わった無色クリーチャーを再利用する手段としてワンチャンス……?

 

《創世と終焉のゼニスパーク》

 

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トリガーカードですが、強いです。

このクロニクルデッキのコンセプトにしっかり合いつつ、強力な動きをしてくれる優良カードですね。

 

まず、動くのが遅いこのデッキにおいて、必ず1ターン稼ぐ事ができるスパーク系の呪文である事は評価できます。全員をタップする能力の強さに関してその強さを疑う方はいないでしょう。

 

「ゼニスを見せれば全フリーズ」という点が特に強力です。これがある事によって、手打ちしたとしても、少なくとも既にフィールドに存在しているクリーチャーからは守ってくれます。

さらに、既にアンノウンが存在している場面においては、タップする事によってアンノウンの攻撃先を確保する事も可能です。

 

相手ターンでの発動なら更に強力になりますね。発動したターンの攻撃を封じ、その次のターンの攻撃まで封じてくれます。この呪文がデッキに入っているだけで対ビートダウンへの安心感が変わってきますね。

 

手札にゼニスをキープしておかなければならない性質に関しては、そもそもこのデッキ自体手札からゼニスを踏み倒す事が基本戦術なので、そこまで気にならない事が多いです。

 

シールド操作も得意なこのデッキでは、万が一トリガーを踏んで相手のターンにわたってしまった時の保険としてシールドに仕込んでおくことも容易です。

除去札と違って再序盤の速攻に対しては一時しのぎにしかならない事もありますが、それを踏まえても強力な呪文だと言えますね。

 

《トライガード・チャージャー》

 

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既にこのカードを入れたブライゼナーガがそれなりの結果を出した報告も挙がっています。6コスト帯に繋げつつ、対コントロールであればシールド回収による手札補充、対ビートダウンならばシールド追加による防御、自分がコンボデッキであればシールドを整える……と、中々万能なカードです。

 

このデッキに関して言えば、とにかく堅実な動きをしてくれる嬉しいカードですね。

トリガー比率を高めながらキーカードの《ヘブンズ・ゲート》に繋がるので優先度は高いです。

 

終盤以降でも、ゼニス手出しの為のブースト手段、ライオネルからの踏み倒し操作、ゼニスパーク仕込みと言った行動も出来るようになります。このデッキでは珍しい癖の無いカードですね。

 

《懐疑の虎狼 ミラーズホロウ/「汝は偽名なりや?」》

 

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今までアンノウンを好んで使っていた方的には中々嬉しいアンノウンサポートではないでしょうか?

 

アンノウン指定なので広く使われる事は無さそうですが、しかしながら合うデッキで使えばかなり心強いサポートとなってくれますね。このデッキはその「合うデッキ」の筆頭です。当然ですが。

 

ただ、デフォの状態で使ってみても、《「汝は偽名なりや?」》の成功率は低めです。場合によっては3コスト溜まっても手札にキープして置く使い方をした方が良いのかもしれません。

 

クリーチャー面はとにかく優秀です。捲る枚数が4枚なので、2枚ドローが容易に成立します。特に手札の質が勝利に直結する癖に、白零という色構成のおかげで手札補充に乏しいこのデッキにおいてはかなり嬉しいカードです。

さらにアンノウンブロッカーなので、天門とゼニス・シンフォニー対応しています。ゼニス・シンフォニーを唱える為のクリーチャーを出しつつ、ゼニス・シンフォニーとゼニスを持ってくる事で準備を整える事ができる、このデッキにおいては絶対に外してはならない必須カードと見て良いでしょう。この子の扱いによってこのデッキの勝率が変わってくると言っても過言ではないなというのが使った感想です。

 

これが3枚とかじゃなくてちゃんと4枚入ってて本当に良かったと思いますね。

 

ただ、アンノウンと呪文指定という点が災いし、改造のしにくさに直結しているカードでもありますね。

 

 

《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》

攻略記事では「刺さる相手と刺さらない相手がいるので1枚に減らしても良い」と書きましたが、使ってみると2枚という採用枚数は絶妙だと思ってしまいましたね。

 

コマンドやドラゴンへの制限もうれしい所ではありますが、相手のクリーチャーを処理する方法に乏しいこのデッキでは、召喚時の全体バウンスがかなり心強いです。

厄介なクリーチャー達を一時的に一度リセットする事によって相手のテンポを崩し、立て直しに時間を掛けている間に他のゼニスで制圧力を更に上げる……というプレイングは、このデッキの主戦術の一つと考えてもいいのかもしれません。その上で一部のデッキを詰みに持っていく事ができる……と考えれば、やはり心強いですね。

 

《「祝」の頂 ウェディング》

単体で強いのは間違いないです。

ただ、除去能力が低い上に速度に難があるこのデッキでは、狙ったクリーチャーや手札を除去できない点が足を引っ張りがちです。

 

私が今まで使ってきた中で、たまたま出番が無かったというだけなのかもしれませんが、今のところこの子の枚数を増やしたいと思えるような活躍は無いですね。

 

ただ、直接のトリガー対策方法が無いこのデッキにおいて、シールド焼却はうれしい所ですし、詰めの段階でのシールド埋め込みは相手を追い詰めるのに十分な能力になります。事前にレディオ・ローゼス等で手札を処理していれば更に使いやすい所もあります。

もう少し枚数増やせばまた印象が変わってきそうではありますね。

 

《「智」の頂 レディオ・ローゼス》

ウェディングと同様、ゲームを決める能力は高いのですが、優先して出す場面は少なかったですね。

 

ウェディングと違って原因ははっきりしています。

このデッキで手札が欲しい場面というのは《極頂秘伝 ゼニス・シンフォニー》を唱える前までの話で、一度ゼニスを降臨させてしまえばそこから先は「終焉」の耐性に「創世」の置きドロ―、アンノウンブロッカー達の手札補充能力によって、緩やかではあるものの手札を増やす事ができます。

 

ハンデスに関してはしっかり刺さる相手も多い筈なのですが、私がテストとして使ったデッキが基本的に手札を使い切ってしまうデッキばかりだった事もあって、あまり通用しないと判断した事が多かったです。

 

ただ、手札をため込むコンボデッキに対して使う事ができれば終始優位に立つ事も出来ましたし、自分の手札を増やす事も手札からの展開が主のこのデッキでは嬉しいですしと、使いこなせば嬉しいカードではありますね。恐らくピン刺しという点が災いしてうまく扱えなかっただけで、2枚以上積めばもう少し役に立つのかもしれません。……と思って、この文を書きながら追加してみたのですが、

いいですね!!!(手のひら返し)

 

ゼニス・シンフォニーを複数発動できる際には、一旦この子を出してシンフォニー1枚を待機させる事でシンフォニーで出す為のゼニスを引き込む……というプレイングも出来ました。

ついでのようにハンデスできることもやはりうれしいですね。相手の足止めも一緒にできるのは、「創世」やミラーズホロウにできない事ですね。

 

《「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー》《「呪」の頂 サスペンス》

2体とも、理論上はこのデッキとシナジーした良いゼニスではあります。ただ、やはり出す暇がない気がしてしまいますね。

 

盤面に触るカードが少ないこのデッキにおいて、前者はまだ出す旨みがありそうではありますが、やはりVANあたりで一気に盤面を処理した方が良い場面が多い事が気になる点でしょうか。

後者はシンフォニーのデメリットを利用して何度もシールドを焼却する為のゼニスとしても扱えますが、相手を直接狙うこの子よりも他のゼニスでコントロールしたい場面が多く、出すタイミングが難しいですね。

 

《「獅子」の頂 ライオネル・フィナーレ》

「終焉」のコストにシールドが必要なこのデッキにとって、シールドを5枚も増やす事ができる点はかなり嬉しいですね。このカードの為にも手札補充はしっかりとできるように、「創世」やミラーズホロウあたりで手札を補充しておきたいところです。

 

また、後述のライオネルとのコンボは異常なほどの強さを誇ります……が、中々オーバーキルですね。

相手への妨害よりも自身のデッキの安定性を求めるのであれば、他のゼニスよりも優先すべきでしょうか。

 

《「俺」の頂 ライオネル》

自身のシールドをS・トリガー化する事によってゼニスすらトリガーにしてしまう恐ろしいゼニスです。

ライオネル・フィナーレとの相性はものすごく嬉しい所ではありますね。ただ、これに固執し過ぎると事故の元になってしまうので、余裕があれば狙ってみるのが良いでしょうか。

前述の通り、使えばかなりオーバーキル気味のものになるので、それよりも安定性や他のゼニスによる拘束力を求めても良いのかもしれません。

 

《真実の名 バウライオン》

元々天門では《時の秘術師ミラクルスター》が登場するまでは中盤を支える優秀なブロッカーでしたが、このデッキではさらにアンノウンである事から、このデッキの基本戦術に合った優秀なクリーチャーですね。この子を出す為に消費した《ヘブンズ・ゲート》を回収したり、使用済みのゼニス・シンフォニーを回収する事にも繋がる……と、このデッキで長期戦を行うには必須となるクリーチャーです。

 

その他、ミラーズホロウを回収してブロッカーを確保したりゼニスパークを再利用したりと、呪文がキーとなるこのデッキではミラーズホロウと同じくらいの重要度がありますね。

 

《天頂秘伝 ゼニス・シンフォニー》

このデッキのコンセプトと見て良いでしょう。

この呪文と呪文をサポートするアンノウンのおかげで強力なゼニスを使い回す事が可能になっています。さらに「終焉」とのコンボによって出したゼニスを場に留める事も可能です。

3枚とコンセプトとして見た時には少なく見える数ですが、正直3枚でも全く問題なさそうな気がしましたね。

 

《ヘブンズ・ゲート》

説明不要。

もはや光文明と言えばこれと言えそうな呪文です。良く考えればこのカード、かなり初期の方から使われていて、それでいてまだまだ現役なんですよね。

 

このデッキでは、バウライオンやミラーズホロウ等を同時に踏み倒す事ができれば手札消費を即座に回復する事ができます。「創世」も手札消費軽減の為に重要な一枚ですね。

トリガーできればの話ですが速攻対策にもなるなど、全体的に高性能です。

 

《天運ゼニスクラッチ》

反感買うかもしれませんが、このデッキでは必要性を全く感じません。

 

上手く踏み倒しが決まれば心強いですし、そのままゲームエンドも見えるパワーカードではあるのですが、このデッキでは《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》や《「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》といった「コンセプトにはなるものの、ゲームを直接決める能力は無い」というゼニスの重要度が高いので、そこまでの爆発力には期待できません。

 

このデッキのコンセプト自体、「ゼニスを手札に持ってきて踏み倒す」というものであり、そのコンセプトと「デッキから踏み倒す」というゼニスクラッチの性質とはそこまで噛み合っているとは言えません。

 

トリガー対策を考えていないような速攻デッキ相手にはワンチャンスあるカードとは言えますが、そうでない場合、この枠にメタカード対策のカードを入れた方がデッキの完成度が高くなりそうな気がしましたね。実際これを抜いて運用した方が勝率は上がっています。

 

運ゲーが好きな方、運が強い方は入れておいても良いとは思います。私には無理ですね。

 

《グローリー・スノー》

相手依存のマナブーストカードです。

強力な事は間違いないでしょう。とはいえ不安定さが目立ちます。

 

速攻が増えている環境や、マナブーストが多いデッキを相手にする時には重要になるのでしょう。とはいえそこまで重要視するカードでもないかもしれません。

 

「逆相」をうまく使いたいのであれば準必須でしょうか。減ったマナを回復してくれますし、1枚積みのゼニスがマナに行ってしまうリスクを軽減してくれます。とはいえ「逆相」がそこまで……いえ、なんでもないです。

 

《天頂秘伝 ゼニス・レクイエム》

最初に抜いてしまったカードですが、能力自体はかなり良い物です。

このデッキの主軸となるクリーチャーは基本的に2打点しか持っていないので、いざという時の打点形成に困る事もあります。

特に《「祝」の頂 ウェディング》《創世と終焉のゼニスパーク》との相性は良いですね。

前者はシールドを全て燃やし尽くし、後者はタップする事によってクリーチャーの全滅を狙う事ができます。

 

ピン刺しのこれを状況に応じてミラーズホロウで引き込んだり、「逆相」でマナ回収したりできれば良いですね。

 

 

こうして収録内容を1枚1枚見て行くと、全体的に見てシナジーはばっちりなんですよね。

1枚積みのゼニスは過剰に思える「逆相」で回収してみたり、ミラーズホロウで引き込んだり。癖があるとはいえそれなりにあるドロー補助で引き込む……と典型的コントロールのような事はできます。

コンボデッキにありがちな速攻デッキに弱い点は、天門を軸にする事によって解消しながらコンセプトを確立。

 

コンセプトの完成度は高いんです本当に。ただ、重要カードのピン刺しが本当に惜しいなと思う限りです。グローリー1枚と「逆相」1枚を抜いて、「創世」と「終焉」を2枚積みにするだけで、デッキの動きが格段に良くなった気がします。本当に惜しいなと思わせてくれますこのデッキ。

 

改造案

以前の攻略記事も参考にしてもらいたいです。

 

コスト3以下のカード

候補としては、このデッキの弱点であるハンデスへの耐性を上げる《聖鍾の翼 ティグヌス》や《絶対の畏れ 防鎧》、重要な呪文をサーチする《ロジック・スパーク》、少しでも速度を上げたいのであれば3コストチャージャー呪文が挙げられますね。

 

3コストチャージャーを使うのであれば、《スターゲイズ・ゲート》も併用したいところですね。また、《トライガード・チャージャー》も必須では無くなりそうです。

 

また、白単(正確には白零)というコンセプトを崩す事無く除去カードを採用したい場合にオススメなのが《オリオティス・ジャッジ》になりますね。

 

《唸る鉄腕 ギリガザミ》

文明が違うので基本はトリガー目当てになりますね。

このデッキはS・トリガーが呪文だけになっているので、いざ呪文封じを使われてしまうと途端に不利になってしまいます。《ジャミング・チャフ》等の呪文による呪文封じには無力ですが、サグラダ・ファミリアのようなクリーチャーによる呪文封じであればこれで無力化しつつ、ボーナス発動でそのまま《ヘブンズ・ゲート》から《極頂秘伝 ゼニス・シンフォニー》まで唱える事が可能になります。

 

そこまで気にする必要も無いですが、ミラーズホロウで手札に加えられない点には注意です。これも含めて、このデッキにアンノウン以外のカードを採用する場合は、デフォの状態以上に、3ターン目に《「汝は偽名なりや?」》を使う旨みが無くなってきますね。

 

《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》《「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》

この2枚。確実に複数枚は欲しい所です。

 

特に「終焉」は、前半から後半まで終始活躍してくれるクリーチャーになるので2~3枚は欲しいです。4枚積むかどうかに関しては考え物です。安定性は高くなりますが、デッキ内の相手プレイヤーへの攻撃性能は低くなってしまいます。個人的には3枚安定ですね。

「創世」も、1枚よりは2枚積んでおいた方が中盤の戦い方の幅が広がります。3枚以上の採用は先に述べた通りデッキのパワーが低くなりがちですのでその人の考え方次第。個人的には2枚でも十分です。

 

「智」「獅子」「俺」の内の欲しい物

無改造状態だと、無色ゼニスがばらけすぎてかなり使いにくいデッキになってしまっています。

改造の時点である程度戦い方のビジョンを決めておき、その戦い方に合ったゼニスを増やし、合わないゼニスを抜く事で調整していくのが良いでしょう。

 

個人的オススメは書いた通り「智」「獅子」「俺」ですね。これらは終盤のプレイングの自由度を上げてくれるゼニスです。他のカードとの組み合わせによって制圧も出来るようになっています。

特に「智」は大量ハンデスによって相手の自由も奪ってくれる頼もしいゼニスでした。

 

おそらく他に増やす候補は「祝」になると思いますが、この子は「智」で相手の手札を減らす等して「祝」のシールド送り効果で狙ったカードをシールドに置けるようにした状態で召喚し、その焼却能力で相手シールドを燃やす、フィニッシャーとしての使い方が主だと感じています。よって、「逆相」と「獅子」でシールド落ち及びマナ落ちを回避できるならば1枚ピン刺しでも良いかと思いますね。

 

 《真実の名 リアーナ・グローリー》

ちょっと意外な所を突きますが、もし回りの環境がマナブーストばかりであれば、《グローリー・スノー》とセットで考慮しても良さそうです。

無色なので天門関連には対応していませんが、《グローリー・スノー》から繋がり、更にアンタッチャブルも持っているので、現状アンノウン最軽量である7コストクリーチャーの中ではこのデッキのコンセプトを活かしやすいですね。

 

 

まとめ

総じてかなり派手で魅力的です。

好きな方は大好きになれるデッキでしょう。私は正直天門系のデッキが嫌いだったので、今回のゼニスに関してははじめ否定的だったのですが、今回発売前の考察と実際に使ってみたおかげで本当に大好きになりました。創世と終焉マジで追加したいです。何度も言いますけれど、変にターボ軸にするよりも正解だっただろうなと感じています。

 

こうした癖のあるデッキを「CSで使いたい」と思う方は少数かもしれませんし、それ故に環境で活躍できるデッキという事もよほどの事が無い限り無さそうではあります。ロマンデッキと思われていた今年のクロニクルデッキの片割れ、バルガ以上のロマンデッキです。

ただそれ故に、「ただ勝つだけじゃなくて、勝ち方にも拘りたい」という、私のような方には本当にオススメです。

 

その癖の強さと新規カードの尖り方から、バルガよりも売れ行きはよろしくないみたいです。ですが、「『売れてないから魅力が無い』と決めつけるのはまだ早くない?派手なデッキが好きなら使ってみない?」と、問いかけてみたくなる魅力が詰まったデッキです。

ぜひぜひ、天門ゼニス触ってみてください。

私も使いこなしてどこかのタイミングで私のデッキレシピ公開したいなと思っています。

 

 

以上。